窯主エッセイ
日本橋三越本店での個展を終えて PDF 印刷 Eメール
作者: 青木 清高   
2013年 2月 17日(日曜日) 20:06

4年ぶりの私の個展も無事終了いたしました。遠く被災地からのお客様や何年も待ちましたと言って下さるお客様、本当にありがとうございました。

こんな自分のために大切な時間を割いていただいたことに感謝の気持ちでいっぱいです。お客様の中には父の古くからのからのファンの方や、国立の美術館の先生方にもおいで頂き、自分にとっては大変為になる、なまの、歯に衣を着せない貴重なご感想を聞かせて頂きました。これからの作陶の糧として精進致したいと思っております。そして30数年ぶりに大学時代の花丘町ブルースバンドのベースの栗原君とも会いとても懐かしい時間を過ごさせてもらいました。すっかり立派な企業の重役になっておられ、自分には、髪の長かった頃の面影しかなくびっくりしました。当然むこうも、ブルースマンとは程遠くなった私を見て驚いたことと思います。

 

■日本橋三越特選画廊の青木清高作陶展会場風景

 

■個展開催中に佐賀新聞東京支社の方より取材して頂きました。読みにくいですが、これからの作陶に向けての思いなど話しております。

 

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最終更新 2013年 2月 17日(日曜日) 20:10
 
青磁と天目さらなる高みへ PDF 印刷 Eメール
作者: 青木 清高   
2013年 2月 03日(日曜日) 10:10

先日、地元の新聞に大きく取り上げて頂きました。この記事内でも語っておりますが、「作家は一代かぎり、二代目ピカソや五代目セザンヌとかいない。ましてや天目は自分が始めたわけではない、宋時代にその美は完成されたものであり、それを再現してなにが面白い、青木家のお家芸ではないのだから、その時代時代の作家がいかに自己表現が出来ているかが大切なこと、それが文化として結実するんだから。」こんな父のことばを思い出しています。正直な話、父はわたしが天目の薬を扱うこともきらっていました。しかし亡くなる月の初め頃、[おまいも天目ばせんでよかや?」と食事の時いったことがあります。今思えば相当気が弱っていたのかもしれません。その時何の返事もしなかった自分が悔やまれます。この新聞を父、母の仏前にお供えしました。

 

平成25年2月1日 佐賀新聞掲載

 

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最終更新 2013年 2月 17日(日曜日) 20:05
 
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